3年前の今日はSendGridを日本向けに提供開始した日

これはSendGrid Advent Calendar 2016の10日めの記事です。

SendGridエバンジェリスト@nakansukeです。12月10日は自分の誕生日であり、3年前に日本向けのサービスを開始した日でありとても思い入れのある日なんです。

じゃあアドベントカレンダー10日めは自分で書きます、3年の振り返りでも書きます、と言っておきながらいざ書こうと思うと全く筆が進まない。。数字で振り返る、とかしようと思ったけど生々しくて無理だし、色々ありすぎて何を書けばいいのか。。

んでは始まった経緯ではどうかなと思い、日本向けリリースにいたった流れを書いてみようと思います。

2012年11月29日

日本でもビジネス展開をするために、パートナー企業を探してSendGridの経営陣が構造計画研究所(以降、KKE)に来ました。クラウドに特化したビジネスを展開していたわけでもないし、メールに関するソリューションを提供していたわけでもないし、なんで?とよく聞かれるのですが、CEO同士が20年以上の付き合いで、以前からKKEでは彼の会社が提供していたパッケージを代理店販売していました。それだけでなくコロラドとは非常につながりが深く、SendGridのあるデンバーに駐在している社員もいました。

海外企業が日本展開することの難しさをよく理解していたこと、KKEに対する強い信頼感があったことからパートナー候補として第一にあがっていたみたいです。

海外と関われる仕事をやりたい!とその前から積極的に手をあげていた私を、たまたま上司が打ち合わせの場に呼んでくれたことから今に繋がっています。(参加してなかったら今頃何やってたんだろう。。。) ちょうどHerokuやAWSを触って遊んでたときにSendGridも既に使っていたというミラクル。それもあって打合わせでは盛り上がり。米国ではこんな感じだが日本はどうなの?今後どうなると思う?みたいな話をした記憶があります。

その後会食へ。4年も前になるとさすがに若い。。。 f:id:nakansuke:20121129212819j:plain
翌日社長から「よし、中井やってみるか。来週デンバーでイベントやるからそれ手伝いに行って、SendGridとも打ち合わせしよう」と言われ、当然二つ返事で「やります!」と。スピード感が楽しかったですね。久々の米国でテンション上がりまくり。

2012年12月10日

デンバーでうちあわせ。クラウドの日本市場の動向をわかる範囲でまとめて、発表。当時からAWSの話がほとんどでした。次はメール配信サービス市場も調査して、SendGridがどう入っていくかを考えることに。

もう最初からパートナー契約をする前提で進んでいたようでした。

2013年3月4日

調査結果を報告しつつ、ローンチまでに必要なタスクを整理。

契約のこと、Webサイトのこと、日本語ドキュメントのこと、決済処理のこと。

5月に1ヶ月位滞在して、トレーニングを受けたり、各チームとミーティングを持つことに。

2013年5月

1ヶ月くらいトレーニング。ここで一気に理解が深まり。友達もたくさんできました。Hey Kansuke!!と気軽に声をかけてくれる陽気な人達が多いです。楽しい。

f:id:nakansuke:20130519054934j:plain コロラドにはマイクロブリュワリーがめっちゃあります。ビール美味しい。

2013年7月

SendGridチームができる。それまでは基本一人でしたが組織変更のタイミングで5人チームになりました。PLもちらっとやったことがある程度で、マネージメントに関してはずぶの素人だったため非常に四苦八苦。メンバーの方々に支えてもらいました。

2013年8月

Webサイト作成プロジェクト始動。当時クラウドパックのエバだった吉田さんさん経由でアイレットアーキタイプにお願いすることに。

このころ契約も無事形になって一安心。

2013年9月3日

業務提携発表

2013年9月7日

デンバーで打ち合わせして、リリース記念イベントを自分の誕生日である12月10日に設定(笑) これでもう後ろをずらすことができなくなり、まさにケツに火がついた状態。ここからの3ヶ月は思い出したくもないくらいハードだった。。何より時差がつらい。

2013年10月22日

SendGrid Nightを初めて開催。正直メールソリューションっていうので人どれだけ集まるのか、という不安があったものの会場は一杯。最初っからビールも入れて盛り上がって一安心。

ここから後は気合気合気合。色んなコミュニティに顔を出しつつ、Webサイトとか日本語ドキュメント、リリースイベントの準備。

2013年12月10日

Webサイト公開&リリースイベント開催

さいごに

なんか後ろに行くに連れて適当になってしまったw まぁこんな感じで始まったわけです。いつかもっと大きく成長して、その後どんな取組をやってきたか紹介できるようになりたいと思っています。